イベント
無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討インストラクション開催のご案内
各位
国立大学法人 東京大学大学院 工学系研究科
航空宇宙工学専攻
無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討インストラクション開催のご案内
1.趣旨
国立大学法人東京大学では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト(通称:ReAMo プロジェクト)」において、「ドローンの性能評価手法の開発/次世代空モビリティの安全認証および社会実装に求められる性能評価手法に関する研究開発」に係る委託事業(以下、本事業)を実施しています。本事業では、無人航空機の許可・承認や運用に必要な、安全性に関する証明/認証手法を研究開発し、航空業界の標準化のコミュニティと協調し、国内外で標準化活動を実施致します。実施事項の一項目として、第一種/第二種の機体認証/型式認証の適合性証明手法として活用可能な証明手法(試験手法を含む)の検討を行います。
このような検討を機動的・効率的に進めるにあたり、業界の知見を広く収集すると共に、議論の促進を図るため、「無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討WG」(以下、WG)及び、WG内に「サブWG」を設置し、無人航空機の設計検査における適合性証明手法の検討及びそれらをまとめた解説文書の作成作業を実施します。WGでは、証明手法に関する具体的な論点について議論を行い、検討の方向性をサブWGに示すと共に、各サブWGでの検討結果に対しより広い視野でのレビューや議論を行うことで、成果物となる適合証明手法の解説文書(当面は航空局発行ガイドラインの解説書)に対するWGとしての合意形成を図ることを目的とします。なお、別途設置している「無人航空機の認証に対応した証明手法の事例検討委員会」は、本事業や無人航空機の認証制度の発展に向け、WGへの助言を行います。
上述の活動と共に、業界関係者に対し航空局発行の文書やWG・サブWGでの議論等をもとに、無人航空機の機体認証/型式認証への理解を深める情報を提供することを目的とした「インストラクション」を、今年度中に複数回開催することを予定しています。第1回インストラクションは、5月31日に福島ロボットテストフィールドにおいて、航空局(航空機技術審査センター)協力のもと、「認証試験関連プロセス(適合検査/試験立会)」をテーマとし、実機を使用した飛行試験模擬を交えた講義を開催いたしました。
第2回インストラクションは6月30日に開催いたします。今回は「無人航空機の型式認証プロセス概要」をテーマに、サーキュラーNo.8-002における機体の型式認証プロセスの基礎についてのインストラクションを実施いたします。参加を希望される方は以下の要領に従い、参加登録をお願い致します。
2.開催日時及び参加方法
【第2回インストラクション】
開催日時:6月30日(金)13:00~16:00
開催方法:オンライン(開催URLは参加希望者へ別途送付いたします。)
講師:WG副査 AeroVXR 中田 博精氏
国土交通省 航空局 安全部 航空機安全課 航空機技術審査センター(AECC)
内容:無人航空機の型式認証プロセス概要
<講義概要>
・機体認証/型式認証制度の概要について
・サーキュラーNo.8-002における「型式認証プロセス概要」
・解説解説に対するQA
想定参加者:無人航空機の型式認証の取得を目指す機体メーカー/商社、ドローンを活用する官公庁、登録講習機関(ドローンスクール)、
無人航空機操縦者技能証明取得者/予定者 等
※第3回インストラクション以降について
本インストラクションの第3回会合以降は講義内容に応じて対面及びオンラインでの開催を検討しており、開催頻度はおおよそ1ヵ月に1回程度とすることを予定しております。
3.参加登録方法
第2回インストラクション(6月30日)への参加を希望される方は、以下のFormsから参加登録をお願いいたします。
【第2回インストラクション】
・参加登録Forms URL:申し込みは締め切りました
・申し込み期限【6月29日(木)】まで
本件に関する問い合わせ先:
三菱総合研究所 事務局
drone-seinou (at) ml.mri.co.jp
東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 土屋研究室
五十嵐 広希 hk-igarashi (at) g.ecc.u-tokyo.ac.jp